「あー。ごめん。 その日、朝から行かなきゃいけないトコあるんだ」 一瞬で。頭ん中が真っ白になった。 「えー。残念。でも大樹さんみたいな人がイヴに予定ないわけないですよね」 鞠衣ちゃんは軽く返事をしてるけど、私の心臓は一瞬で凍りついた。 「いや、そんなんじゃないんだけど」 「またまたぁ。照れなくっていいですってば!」 二人の声が、遠く聞こえて。 私は、それ以上動けなかった。 大樹くんに……イヴを一緒に過ごす人が?!