∞妄想世界∞

手のひらの上には、勢いよく転がり落ちて来たドロップ……と小さな丸いリング。

「え……。と。…………ぇえっ?!」

な、なに……? コレ…………?

動揺しながら、大樹くんをチラリと見上げれば、お目々キラキラのワンコが嬉しそうに笑ってる。

「……うそ…………?」

思わず零れた言葉に、ワンコがきゅっと顔をしかめる。

「うそー? んなハズないっすよ?
ちゃんと魔法にかかってくださいよ? ね?」

少し拗ねたワンコがそっと私の手のひらに指を伸ばす。