次の瞬間――。 目の前いっぱいに何かが近付いて、一瞬の柔らかな感触。 直後に、口の中に生暖かい甘みが広がっていった。 ガタンっ! と音を立てたのは私のほうで。 「い、いいいいいい今っ」 今、何したぁ~?! 「……またトーコさん怒らせてしまうかもしれないっすけど、俺は別に誰に見られても構いませんから。 でも……トーコさんにヤな想いをさせたなら、謝ります」