馬鹿……。反則だよ、こんなの。 こんなの、無理じゃない。 ココ職場なのに。きっと今に他の人も来るのに。 こんな…………。 「……どろぼー」 なんとかごまかしたくて、涙目のまま間近に佇む彼を睨みつけてみる。 けど、そんな私に彼は困ったように微笑んで 「いーんすか? 今の台詞も、その顔も、すげえ煽られてるとしか思えないんすけど」 少しイヂワルなあの顔をしたんだ。