∞妄想世界∞

またも、一気に体温が上昇する。

「べっ、べつに物欲しそうになんかっ……。

 た……ただっ。
 大樹くんの欲しいチョコレートになれたかなって……」

ちょっと心配してただけで。
別に物欲しそうな顔なんて……。


すごく心当たりはあるけど。


素直に白状する気にはなれなくて、私はごまかしがてら、そう返事をした。


「あー、それね」

また一口、ケーキを口に入れながら大樹くんがニヤリと笑う。