「昨日…?…な、何で?」 動揺して咬んでしまった… 「昨日の放課後、玄関でたら夢衣らしき人が泣きながら走ってたからさ」 うっそー!? 見られてたのか… 「そう…なんだ?でもあたし…何もなかったよ」 弥結に改めて言うの、恥ずかしいし、弥結のことだから絶対に叫ぶから… あまり言いたくない。 「もう!嘘ついてんのバレバレ!夢衣ってね、嘘つくとき目が躍るんだよ!」 きゃ〜〜! あたしそんなに分かりやすい!? 「夢衣!全て話して!」 うぅ…。 もう…逃れられないか… 「…わかった」