――猛暑の夏。

夏休みにはいった私たちは部活に明け暮れていた。

菜「どーしてこんなに暑いんだーーー!」

燐「それは…地球がね……」

菜「そんなんじゃなくて!」

もー。ほんと燐といると楽しい。

うちらが所属するバド部は男子6人女子5人の

ちょー小規模部活。

この馬鹿でかいマンモス校のくせして

なんで部員が集まらんのか不思議なくらい。


―――――

「集合!」

顧問「硬式野球部が夏の甲子園をかけた県予選なんだけど

   みんなで応援に行くぞ。」

  「明日は準決勝。朝6時に学校集合!」

「はいっ!」

「ありがとうございました!!」

菜「あー。やっと部活終わった」

燐「明日野球応援だってー楽しみー」

菜「あっつそーー」



あの日君の輝く姿を初めてみた。

あの日応援に行ってなかったらこんな気持ちに

ならなかったのかな。