(笑ってる…) 梶は笑いながら楽しそうに投げていた。 ―――どきっ 胸がくるしくなった。 (なんだこれ。てか、どきってなんだ!) あとアウト1つ。 (かっこいいじゃん) ―投げた! 球審がストライクの合図をするのが見えた。 この日の準決勝4-0の大勝だった。 燐「じょーくんみつけたよ!」 菜「うん。良かったね」 ―――――マウンドに咲く大きな太陽をみつけた。