君は太陽


9回の裏。

「選手の交代をお知らせいたします」
「ピッチャー○○くんに代わりまして…」

(このタイミングでなんだ)

――――「梶くん」

(!!!!!!!!)

菜「マジかよ!」

燐「なっちゃんどうかした?」

菜「あ!や、なんもない」

(嘘やろ。まさかの1年レギュラーってやつ?)

梶はサイドスローだった。

マウンドに立つ梶はあの時の梶と別人のようだった。

とても自信に満ち溢れていて、眩しくて。

そしてあることに気づいた。

菜「!?」