「えー、何で?」 「再会して初めて話したのにメアドなんて聞いたら馴れ馴れしいじゃん」 「そうかな」 「そうなの」 暫しの沈黙が流れる。 「あのさ」 沈黙を破ったのは私だった。 「篠崎さんのこと考えるとさ…」 「うん」 「こう…胸が苦しくなるの」 キュッと制服の襟を握った。 「焦れったいの?」 焦れったい…。 確かに焦れったい気持ちはある。 「小学校の頃の初恋の人に再会したからじゃなくて?」 麻弥はキョトンとした顔をする。