私が答えに迷っていると男の子達はさらに詰め寄った。


(怖い......)


そう思って私はうつむいた。


「ちょっとお前ら邪魔なんだけど。俺のパートナーに手出さないでくれない?」


振り返るとそこには王子様と言うのにふさわしい男の子がたっていた。


「あの......私......」


私が驚いていると王子様のような男の子は私の手を引っ張り体育館の外へと駆け出した。



後ろからは悲鳴のような声が聞こえたのは私の気のせいだろうか......