佐野は、向こうを向いて戻ってしまった。 コンコンッ 「入っていいぞ」 中から声がした。 入るか… 「…お前」 まぁ。びっくりするよな。 「手当てさせろ。ってかやる」 あたしは彼らに消毒や包帯をした。 「さっきはごめん。その、気が立って…」 「気にしてねーよ」 「いいよ」 何だかんだで優しい… 「なぁ、名前なんてーの?」 あたしは2人に聞いた。 先に黒髪が答えた。 「俺は、長谷部廉だ。」 茶髪のほうは。 「藤堂龍だ。」