心から笑える時を


「あ、待って!俺も帰るんだよね!!一緒帰ろうよ!」

はぁ...?

「え?何言ってるの?私なんかと帰らないで彼女とかと一緒に帰りなよ」

私は微笑んだ。

「えぇ?俺、彼女なんていないよ!ちょっと悲しいこと言うなよ...。あ、俺鞄とってくるからちょっと待ってろよ!!」

「え?あ、ちょっと!」

私の言ったこともきかずに渡辺は部室に鞄を取りに行った。

はぁ...めんどくさい。このまま帰っちゃおっかな...?あ、でも私が演じてるのと違うかな...?用事でもあるとか言ったらいいかも。
うん、そうしよ......

私は渡辺を待たずに帰った。

ちょっと早歩きにしようかな...?走って追いかけてきそうだし。

でも、やっぱりあいつは来た。