心から笑える時を

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「大丈夫?」

渡辺が飲み物を買ってくてくれた。私はその飲み物を飲んで落ち着いた。

私は笑って言った。

「うん」

「でも、あれでそんなになるんだねぇ。意外だったし、焦った時の言葉遣いがいつもと違ったよ?」

ドキッ

そう。言葉遣い。あれは全然違った。笑うどころの話ではなかったのだ。

私は落ち着いてこう言った。

「ちょっと焦っててあんな風になっちゃっただけだよ!気にしないで!」

「え?そっか....」

あれが本当の私な気がする。無口だけどしゃべると男っぽくて....。

「なぁ、ちょっときいていいか?」

「え、何?」

私はたいしたことじゃないだろうと思っていた。でも、それは驚くことだった。

「早乙女はさぁ、何でそんなに笑顔作ってんの?」

え?

「何言ってるの?自然と出てるだけだよ?」

そう。私の笑顔は自然だ。

「いや、自然じゃない。俺わかるんだ。目が笑ってない」

目...?

「そんなの気のせいだよ?普通だよ?」

「絶対違う。いつもの早乙女は本当の早乙女じゃな.......」

私は渡辺が話しているのを無視してこう言った。

「何で絶対なんて言い切れるの!?大体、夏樹君に何がわかんの!!」

私はほぼ素の自分をだして言った。そして走って喫茶店を飛び出した。