君の優しい嘘



ふと隣にあった本に目がいった


花の図鑑?かな…

「花好きなの?」

「えっ!?」

「それ…」


本を指差すと、東雲さんは慌ててそれをしまった


見られちゃいけなかったのかな


「花の本だよね?好きなんだー」

「すっ好きじゃありません」