俺の人生は、ある人との出逢いで大きく変わった。


あの人が俺を変えてくれた。
あの人が俺に「命」を教えてくれた。


でも、あの人にもう会うことはできない…


会いたい、会いたい、会いたい

夢でもいい、幻覚でも見間違うことでもなんでもいいから、会いたい。


しかし、神様は俺の願いを聞いてくれなかった。


神様なんているのだろうか…


でも、今日も俺はあの人に会えるように神様に祈っている。

「奈津に会えますように」





いや、俺はもう奈津に会うことはできないのだ。
そんなの自分でわかっている。
だけど、もしかしたらもしかしたらの事を考えると、願わずにはいられないのだ。






しかし、その後には衝撃的な運命が俺を待ちかまえていた。