「もういいんだってば!」

杏奈が声を張り上げた

「傷は消えた。それでおしまい。

今日のは、汐梨の機嫌が悪かったから

そうなっただけで、汐梨だって

本気で切ろうとしてたわけじゃ…」

バシッ

鈍い音が、校庭に響き渡った

「い…た…」

「甘えたこと言ってるんじゃないよ!」