「それって…」

「うん。いじめの範囲超えてるよね」

目を泳がす私

杏奈は隠してるつもりだろうけど

杏奈の足が小刻みに震えていた

「でももう傷も消えたから」

「消えたとか、そういう問題じゃ…」