私は無力なんだ なにもしてあげられない 「最初は物を隠すぐらいの軽い ものだったから耐えてたんだけど」 杏奈が自分の腕をギュッと握った 「どんどん、ひどくなって 胸元…切られちゃったんだ」 「きっ切られた!?」 「うん…Xって」