風が伝える



「ごめん」

「もう、あんたなんかに興味ないから」

そう言って彼女は屋上をさって行った

竹野くんは呆然とさって行く彼女を

見つめていた

「竹野…くん?」

ゆっくり竹野くんが振り返った

「俺さ、お前の事好きなんだ」

…え?

「俺の彼女になってください」