バレンタインには甘いチョコ。

「お母さん、チョコ作る!!」


私はリビングのソファーに座ってテレビを見ていたお母さんに言った。


お母さんは嫌な顔一つせず、手伝ってくれた。


板チョコを包丁で刻むとき、指を切ったり、相変わらずボールにお湯が入ったりと大変だったけど。


想いを込めて作った。


たくさんの“好き”を込めて。


景ちゃんは呆れちゃうかもしれない。今さら何言ってるんだって。


私のことなんてもう嫌いになってるかもしれない。


でも…。


なんとか作り終えて、冷蔵庫で冷やしていたチョコを取り出す。


そして百均で買ったラッピングに包んで、リボンで結ぶ。