天の邪鬼は歌がお上手




「ガチンッ!!!」





しまった……



完璧に閉めれると思ったが、
ドアの隙間に梢のでかい鞄が
挟まってる…







「梢さん…
あんたの大事な化粧品が
中で悲鳴あげてるよ。」







「い〜の!化粧品は又買えば手にはいるの!
今日はいくら金はたいたって手に入らないものを手に入れるの!!
だから協力して?♪」









梢の目は本気だ。
又、病に犯されたか…





梢は可愛くてノリがいい。
当然モテる。



でも…







かなりの惚れっぽい気質だ…

今月で三人…
いや、四人目か。






しかも飽きやすいときた…
飽きた男はパシリへ格下げ…
今月も又1人餌食になるのか…ご臨終様だ。








でもそれで梢が幸せならいっか…







「お願いってどうせシフト変わってでしょ?」




「鈴よくわかってるぅっ♪」




あたしの頬を指でつんっと押して笑顔の梢…