屋上へと入り、今までのことを振り返る。

中学の頃、私と流聖、翔ちゃん、菜穂で笑いあったこと。
翔ちゃんともめていると、流聖と菜穂で止めてくれたこと。
流聖と二人で話したこと。

すべて、すべて思い出すと、涙が出てきた。
ずっと止めていた涙が溢れ出てきた。



「おい」


しばらくしてから、誰かに声をかけられる。

聞いたことのない声。