虹の架かる橋

次の日はマサに逢えなかった。


日本に帰ってやる事をやっているようで、時間刻みで動いていると言う話だった。


そんな予定だから「逢いたい」なんて言えない。


私はマサの電話をひたすら待つ1日だった。


いつ「時間空いた」と、連絡がきてもいいように、出掛ける予定も入れずに化粧をして家に居た。


電話が鳴る度に、03から始まる数字もしくは、公衆電話という表示ではないか、と胸がドキドキした。


たがそんな期待もむなしく、電話がきたのは翌日だった。


本当に忙しいのかな?


それとも私に言えない事とかしてるのかな?


私は信じたい気持ちと、マイナス思考の考えてと、心の中で格闘していた。


例えば、マサの元カノの事…。


もしも私が元カノの立場だったら、自殺未遂までしちゃう位好きだったら、簡単には吹っ切れないと思うし、連絡したいと思うだろう。


連絡取れれば、当然会いたくなる。


元カノと連絡取り合ってるのかな?