虹の架かる橋

シンゴを降ろしてから、ユタカを降ろした。


マサは「またな」と言って、手を振っていた。


私も「バイバイ」と言って車を発進させた。


「ごめんな、運転させちゃって…。」とマサが謝ってきた。


「大丈夫だよ。ずっと今日一緒に居られたから、むしろ嬉しいよ。」
と言って恥ずかしいような事を言った。


マサの事を独り占めできなかったけど、無事に帰ってきて、元気な顔を見れたから、それだけでいい。


それから私はマサを送って家に帰った。


朝からドキドキししたせいか、身体が疲れを訴えていた。


家に着くなりマットレスに倒れこみ、眠りに就くのはあっという間だった。


逢えなかった時間の分、疲れがでたのかもしれない。