そして、家に帰って来たのが夜中の三時過ぎ。



階段をドタドタと駆け上がる音を由梨絵のおばさんが聞いている。



でも、部屋に入った由梨絵はすぐにまた家を出て行った。



そして、次に発見されたのは事故現場だった。



父さんは一度家に帰って来たときにこれをウチのドアブにかけたのだろうと紙袋を手にした。



「外にあったのか?」



「そうだ。これをお前に直接渡したかったのかもな?」