いつも俺が泊まるときに由梨絵が布団を敷いてくれる畳の部屋に誰かが寝ている。 白い布団の中には誰かが寝ている。 俺はゆっくりと近づいた。 枕がある所には大きな布がかけられている。 そっとその布をとると…… 「由梨絵?」 俺の言葉におばさんが悲鳴のような泣き声をあげた。 何が起こってるんだ? 「由梨絵?」 寝ている由梨絵に触れると驚くほど冷たい。 「なんで冷たいんだよ」