でも、由梨絵が来るとこの家にも笑いがこぼれる。 俺は小さいながらに由梨絵はすごい奴なんだって思っていた。 俺が頑張ってもできなかった事を由梨絵はたった何時間かでやってしまう。 「由梨絵、外で遊ぼう」 「少し待って。今、おばさんのお手伝いしてるから」 「由梨ちゃん、いいのよ。遊んでいらっしゃい」 「私は遊ぶのと同じくらい楽しいの。だから終わってから遊びに行く」 母さんの隣でお菓子作りを手伝っている由梨絵。 由梨絵の言葉に母さんは優しい顔をする。