試合帰りに小指と小指を絡めたあの日、俺はしてはいけない過ちお犯した。



俺が小学6年生、由梨絵が中学二年生の夏だった。



「今日、誰もいないからウチに泊まるようにおばさんに言われてるから」



「じゃあ着替え取ってから行く」



「きちんと戸締りしてくるのよ」



「わかってるよ」



俺と由梨絵の両親は俺達を置いてよく食事や旅行に行っていた。



その度に俺は由梨絵の家に泊まる。