ーーーひなたsaid
「そ、奏ちゃん……。気分悪い」
目の前にはケバくて、香水臭い女がいっぱい居る
「朝っぱらから元気よ過ぎだろ。この隼汰様でもローテーションって言うのに」
「それを言うならローテンションだぞ?…今度、病院連れて行くから」
「おい、奏。何か俺虚しい」
隼汰の相変わらずなバカ発言を真剣に心配する奏ちゃん
「蓮!もう行こうぜ!」
「まだ」
マジで早くここから離れたい
あの女何してんだよ!
如月幸、あいつのせいで俺は早起きしなきゃいけなくなって、朝から女共に囲まれて
「ハーレムだな〜」
「呑気に言うなよ健!俺の気持ちも考えろよっ…」
ああ、もうダメだ、本気で気分悪い
そう思って居ると
「居た」
そう蓮が言った
その言葉に反応して皆も蓮と同じ方を見る
俺も見てみるが、目の前にはケバい臭い女共
「あ、本当だ。蓮、行くか?」
「ああ」
あ、やっとここから出れるのか
