Bad Queen




「さ………きて…幸!」





「ん…」





「今日は遅刻させないからね!ほら、早く着替えて降りてきて!」





「ん」





あれは…夢か





久しぶりに見たな





……元気、かな





さ、起きよ





制服に着替えて下に降り、顔を洗ってようやく目が覚めた





歯磨きをしてリビングに行くと朝食のトーストが準備されていた





食欲ないな…





「アスカさん、ごめん。お腹減ってないからもう学校行く」





「えー!大丈夫?ちゃんと食べないと細い身体がもっと細くなるわよ!」





これでも中にいる時より3キロ太ったし





「とにかく、もう行くね」





「分かった〜。気をつけてね!」





足早に家を出る





ポケットには財布とタバコと携帯





てか今何時だろ





携帯をみるとやっぱり着信が来てた





ま、さすがに三桁じゃないけど





って…まだ7時じゃん





ま、正確には7時54分だけど





うちから学校まで徒歩で10分程度だから8時ちょい過ぎには着くのか





どっかでサボろうかな〜





昨日待ち伏せされたし





いや、待てよ





相手は暴走族





こんな朝早くから学校に行く訳がない





と言う事で、学校に行こう