Bad Queen




ガラガラー





「やっほ〜」





「昨日ぶりね、健吾くん」





この学校の保健の先生で、大勢いる中のセフレの一人





「いやー、昨日邪魔されちゃったからね〜」





「先生、怒っちゃうぞ?」





勝手に怒ってろよ





と内心思いつつもヘラヘラと笑いながらベッドに横になった





「ま、前科持ちの美少女ってだけあって可愛いかったけど」





「えー、なにそれ〜?」





「あら、知らないの?」





そう言って俺が寝ている上に跨った





その時にチラッと見えた…今日は赤ね〜





「昨日きたでしょ?如月 幸。その子の事よ。もうそこら辺の高校には広まってるでしょうね」





前科持ちの美少女か





確かに幸ちゃんは可愛いね〜





痛んでない綺麗な茶色の髪






真っ白なきめ細かい肌に





ぱっちり二重の大きな目、すっと伸びる鼻筋、少し薄い唇





まるで作り物かのように整った顔





モテない訳がない





ま、うちのひなちゃんも負けてないけど





「美形の銀狼の中に入っても全然大丈夫ね?」






「えー、なんのこと?」