「綺麗になったな〜。さすが俺の娘だ!」





そう言って私の髪をくしゃっと乱暴に撫でる





「大変お世話になりました。ほら、幸も」





「…お世話に、なりました」





親父に言われ後ろに振り返り頭を下げる





「如月、もう戻ってこないのよ」





その言葉に頭を縦に振った





「じゃ、帰るか」





そう言った親父に着いて行く





目の前には白いトラック





後ろには如月建設と書いてある