言いたい事を言った私は教室を出た
「恐喝はだめだよ?勉強はしないと」
「私破滅的なバカだからしても一緒」
親父がアレなんで
「ふーん。でもここそれなりに偏差値いるよ?新入生代表の挨拶は新入生の中で一番入試の点が良かった奴だから、幸ちゃんは頭いいよ!」
そうなんだ
「中に入る前は勉強なんてしなかったけど、中に入って入試に向けて相当勉強させられたから。それ以外の所は分かんないし」
なるほどといった表情を浮かべ頷いている奏
「あ、どうせ幸ちゃん暇でしょ?俺等の溜まり場に来ない?」
溜まり場?
「暇だし、いっか」
奏に誘われて溜まり場と言う所に向かっている
着いたのは三階の空き教室
ピアノが置いてあるって事は元音楽室かな
連れて来られた部屋にはさっき朝会った四人が座っていた
しかしそれぞれ好きな事をしていて私なんて眼中に入ってないみたい
