ふぅ…………。
遡ること4ヶ月くらい前かな?
ええ、わかってます。
全てあたしが悪いんだよ。
うん、分かってるって!!
あたしが晴太の告白の返事を出さなくて、ずっと保留のままにした。
うん。
そんで1年生のときは、クラスが違ったからとことん避けてた。
返事を出すのが、怖かった…から。
でも、最悪じゃない?!
よりにもよって同じクラス?
神様なんていないんだよね、うん。
もう嫌い。みんな嫌い………っ
そんなこと思ってても、結局は教室に向かわなきゃ行けないわけで。
重い足取りで階段を駆け上がった。
がらっ。
「せっちゃーん!おはよ!!」
「せつ!今年も同じクラスだね!」
「うぉおおおお!仁奈、雄海!」
幸いにも神様はいたらしい。
小学校の時から友達だった、帆南 仁菜子(はんな になこ)と去年も同じクラスだった三森 雄海(みもり ゆみ)が同じクラスだった!
やった。
ぼっちから早くも脱出。
なんて、浮かれてたのが間違いでした。
はい。
すいません。
「おっ、俺もいるんだぞ?お、はよ…っ」
「せ、ーた…。おはよ…」
気まずい。
やばい。
なんでコイツ、カタコトなの?!
あたしも真似しちゃうじゃん!
あーやだやだ。
やっぱり最悪のクラスなわけね…。