「‥‥‥話、長い‥。」 さすが私立、と言いたい。 校則やら学校目標やらの、どうでもいい話を延々と続ける教師。 ‥‥‥眠たい‥。 頑張って起きてようとしても、 睡魔には勝てないのは、きっと皆同じ。 諦めて机に突っ伏した。 「眠いねぇ。あたしも寝ようかな♪」 小さな声がしてきて目を開くと、 気が強そうな女の子が私を見ながら笑っていた。 「‥んー‥‥寝ちゃえ‥。」 私も微笑みかけてもう一度目を閉じる。 “後でメアド交換しよ” その声にも、うんうんと適当な返事をして眠りについた。