君の声




「今どこにいんだよ」

「どこでもいいでしょ」

「いいから」

「...家の前」

「待ってろ」



走って5分くらいで夏帆ん家に着いた

「本当に来たし...」

「んだよ待ってたんだろ?」

俺が夏帆の顔を覗き込むと

「暇だったの!」

って言って、下を向いてしまった

そんな夏帆が可愛く思えて

「そっか」

って笑顔で答えてた

「あのさ...今日居た人彼女?」

「あれは違うよ」

「ふーん、みんなとそういう事してるんだ...ちゃら」

最後は小声だったけどちゃんと聞こえた

「俺ちゃらくねーし」

「カッコイイならちゃらくても分かるけど、あんたかっこ良くないのにちゃらいってさー」

なんだよその理由!

「だから!ちゃらくない!あれは元カノ!」


「もっとタチ悪い」


なんだよ!せっかく来てやったのに!

「俺は好きな子としかそーゆー事はしません!」


「じゃあ好きなんだー...」


なんかさっきより怒ってる

俺が怒った夏帆の機嫌をとってると



プルルル...


「もしもし...
わかった今から行く」


さっきとは違って真剣な顔で電話を切って

「ちょっと行かなきゃ
またね」

俺が話す前に走って駅の方に走って行ってしまった