君の声




夏帆の兄貴と別れてから駅に向かって

歩いてたら、前から俺の大好きな奴が歩いてた

「英治?どーしたの?」

「いや、別に」

「今暇なの?じゃあ遊ぼうよ!」

いつも通り別れたのに遊んで

彼氏とうまくいかなくなると俺の所に戻ってくるこいつ

未だに好きな俺はダメだな


適当にカラオケ行ったり、ご飯を食べたりして時間も遅くなり駅に向かって歩いてた

コンビニに入ると夏帆が雑誌コーナーで立ち読みをしてた

「夏帆!」

「あ...」

夏帆は俺と俺の腕に腕を絡ませてる由美を見て少し切なそうな顔をした

「この子だあれ?」

「最近知り合った子だよ」

「ふうん」

夏帆は何も言わず俺達の前から立ち去った

「あれ、怒っちゃったよ?」

「んーまあ気にすんなよ」

後で電話でもしとこう

その後由美を駅まで送って

帰り道で夏帆に電話をした

「もしもし」

「...もしもし」

「今日どうしたんだよ」

「別に...」

「そんな事ねえべ」

「本当になんにもない」

少し声がでかくなってますます怒ったみたいだった