スカーレットの瞳

優姫side

『暖かな日差しに迎えられ…ー。
日々、精進していきます。』

『ありがとうございました。続いては…ー。』

フゥー。緊張した。まさか、新入生代表になるとは…

推薦でも良かったんだけど、1度くらいは、試験してみたいしね。

『よかったですよ。』

『きゃっ。フゴッ!ムームー。』
叫んだら、彼女が口を抑えた。

『静かに。周りに迷惑です。』

『プハッ。ごめんね。で、誰?』

『あ、ああ。私?私はリネマ•ルーカットよ。以後お見知りおきを…』

『え?そんなに、改まった言い方しなくてもいいのに…』