続》スウィートレッスン


どうして この人に そんなことを言われなきゃいけないの?


ほのかに漂ってきたローズ系の香りが、彼女の大人っぽい外見によく合っていて…余計 悔しかった。


その後 あたしは どうしたらいいか わからないまま…彼女の背中を追いかけ、キッチンに行った。


彼女は あたし専用とも言えるその場所で、馴れた感じで冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し


その向かいにある白い棚から、グラスを1つ出した。


何が どこにあるかを把握してるってことは、この部屋に以前も来たことがあるの?


キッチンに立つ彼女の後ろ姿は、落ち着いた女性そのもので 認めたくないけど


毎日 そこに立っている あたしよりも ずっと自然に見えた。


「大地…完全に寝ちゃってるし、あなたは家に帰ったら?」


突然 背中を向けたまま言われたセリフに驚く。


「……なんで あたしが」


「だって…もう朝まで起きないだろうし、待ってても大地は遊んでくれないわよ」