上目づかいの何かを企んだような…


その目は…いったい なに?


気づいた時は、いつものごとく遅くて


ふわっと横髪をかき分けられると、一瞬にして“幸せな痛み”が首筋に走った。



「ダイちゃんのバカッ!パパたちにバレたら怒られるじゃない!」


「ヒナが全問正解したら問題ないじゃん」



───うぅ…意地悪。