続》スウィートレッスン


心から 申し訳なさそうにゴメンって言った…ヒナ。


本当は「泊まれよ」って、何回も言いたかった。


でも それはしょうもない俺の我儘で、その後 大人の余裕があるフリなんかして…



「……冗談だっつーの」



と、思いっきり 笑って そう言ったんだ。


心にもないことを言って何をカッコつけてんだか…


それから ヒナが帰った後、部屋に1人ぼっちになった俺は 冷蔵庫の中にあったアルコールを全部空っぽにした。


缶ビール4本に…500mlの白ワイン1本。


「あぁ 意味わかんねぇよ。つーか、頭が ガンガンする…」


一気に飲んだせいか、頭が割れそうに痛い。


「はぁ…最悪だ」