「グスッ…せ…ん…せい─…」 先生が書いた文字を見ているだけで、自然と涙が溢れてくる。 あたしが言えなかった気持ちをダイちゃんに伝えてくれて…そのうえ 最後まであたしを見守り続けてくれた…アキラ先生。 先生の優しさに気づかないで、いつも…あたしは甘えてばかりいたんだね。 アキラ先生…どこまでも優しすぎるよ。 それなのに、あたしは 先生のことを…傷つけちゃった。 あんなに 一緒にいたのに あたしは…先生のことをなんにもわかってなかった。 「……ふぇ…っぅ…」