声をかけて振り返る。 「───っ!?」 ビックリしすぎて声が出ないって…今、この状態のことを言うんだって思った。 「なに 幽霊でも見たような顔してるんだよ?」 「だ、だっ…だって!」 「ククッ お前 どもりすぎ!」 「だって なんでダイちゃんがいるの!?」 そりゃ ビックリするに決まってる。 だって あたしの目の前にいるのは、アキラ先生じゃなくて めちゃくちゃカッコいい…スーツ姿のダイちゃんだったから。