悲しくもないのに、どうして泣きたくなるの?


こんな気持ちをはじめて知った。


言葉で伝えることができない気持ちを


どうしても ダイちゃんに伝えたくて


あたしは…震える指先をダイちゃんの首の後ろに回し


「もっと ダイちゃんで いっぱいにして…?」



────ッ…



はじめて自分から、求めるような大胆なキスをする。


それに1つ1つ、ダイちゃんも応えてくれて


「してやるよ」


囁かれ、ベッドに優しく体を倒された。


「───ヒナ」