─────ジャーーッ… ヒナが 手慣れた手つきで…ケチャップのついたお皿を水でいったん流し 泡のついたスポンジでお皿を丁寧に洗っていく。 特に帰る時間が早くなったこと以外…ヒナに変わった様子は見られなかったと思う。 だけど、後ろから 小さな背中を見ていると やっぱり なんだか気になって仕方なくて、カッコ悪いと思いながら… 「今日も もう帰るのか?」 「えっ なに…!?」 気になる気持ちが 抑えられず…キッチンに歩いて行き、ヒナを背後から抱き締めた。