その頃から…俺はずっと お前のことを見てきたんだ。
「バーカ!誰がお前を離すかよ。って言うか、絶対に離すわけねぇしっ!」
───ふわっ……
「4日ぶり?」
「ひゃあっ!?」
突然 胸の中に抱き寄せられたヒナは、何がなんだかわからないって声を出す。
その間にも、触れ合っている肌から伝わってくるヒナの心地いい体温。
「やっぱり すげぇ落ち着く。俺 この4日間、ほとんど眠れなくてさ…」
「グスッ…ゴメンね。あたし 何も気づいてあげられなくて…」
あぁ また泣きだした。
藤崎に 『泣かせたら遠慮しません』って、宣言されたばかりなのに。
ちょっと じらせすぎたな。
そろそろ…お前の可かわいい誤解を解いてやるよ。
「全然 意味わかってねぇな?お前が側にいないせいで、最近 眠れなくて困ってんだけど…」
「えっ なんで?だって あの人が……」
「クスッ もう いいから」
必死に何かを説明しようとする小さな唇を人指し指1本で封じた。


