まず あのお祭りに行ったのは、美琴ちゃんのためだったこと。
次に家庭教師を頼んだのは、受験大学を急に変更したからで
その大学にあった必須課目の数学を徹底的に勉強するためだったらしい。
で、毎日のようにヒナに数学を教えていたのが…目の前にいる この藤崎だった。
「でも なんで いきなり受験校を変えるなんて、アイツ…言い出したんだ」
3年の6月に変更するなんて…無謀すぎるだろ。
慶盟の英文学科に行くって言ってたクセに。
つーか、一応…俺だって先生なんだから相談しろよな。
俺じゃ 頼りにならないのか?
胸の中でいろんな想いを巡らしていると
藤崎が俺の目を見据え、ビックリするようなことを漏らしはじめた。


