続》スウィートレッスン


そしたら、ヒナが突然 俺から視線を逸らし…こう言った。


「ダイちゃん、1人で 食べてくれる?」


「えっ なんで?まだ12時過ぎじゃんか」


「ちょっと大事な用事があって…」


そう言いながら、ヒナガ腰に巻いていたエプロンを外す。


「ちなみに 大事な用事ってなに?」


とっさに俺は ヒナの手首を握っていた。


日曜日はいつも 夜の10時まで一緒にいて…帰りも別れたくないってダダをこねるヤツが 今日はおかしい。