続》スウィートレッスン


「あたし…その人のために 今 受験勉強を頑張ってるんです。心に深い傷を抱えながら、あたしのことをいつも想ってくれる彼の1番の理解者になりたくて…」


騒音に紛れながら、誰にも秘密にしてあることを…はじめて口にした。


先生の優しい瞳を見てると、言ってもいいかな?


って…そう思ったんだ。


「1番の理解者になりたいかぁ…。そんなふうに誰かに想われるのって幸せだね。その彼は ヒナちゃんの受験のことを知ってるの?」


「いいえ まだ知りません。合格してからビックリさせようと思って…まだ秘密にしてます」


「そっかぁ。じゃ ヒナちゃんのためにも、その彼のためにも絶対に合格しなきゃ」


「アキラ先生 最後までお願いしますね」


眼鏡の奥の瞳をしっかりと見つめ、先生にお願いをした。


「うん。絶対に大丈夫だよ」


いつもあたしを励ましてくれる魔法の言葉と同時に



──ドーンッ…パラパラ…